AS THE UNIVERSE 映像作品

「Lailah(ライラ)のテーマ」PV

人は完全にはわかりあえない。わかっているようでも、自分の知らない相手の一部があり、決して相手には伝わらない自分の一部がある。その心の“しこり”は人に生まれた宿命のようなものだ。一方で、人は一人では生きていけないという事実がある。物質的な面でも精神的な面でもだ。「相手」という鏡に映さなければ、人は自分自身さえ認識できない。ずっと一人では存在が希薄になる。だから「相手」を求める。つまり、「完全にはわかりあえない」けれど、「一人では生きていけない」。それが人間の宿命なのだ。では「一人では生きていけない」のなら、どうするのか。
その答えは「役割」の獲得だと思う。家庭という社会。友達という社会。複数の人が集まったものを社会とすれば、「あなたがいなければ困る」という「役割」の獲得がそこにはある。生きる目的を最もシンプルに考えると「役割」の獲得なのではないか。誰かに必要とされることで、人は生きていける。その人のために頑張れる。家庭にしても、仕事にしても、自分に「役割」があることを感謝しなければと改めて感じた。
この曲のタイトルが「 Lailah(ライラ)のテーマ」である理由のひとつは、これらの事象をライラの目線で綴ったから。もうひとつは、aboutページでも書いたように僕にとってライラはその役割を教えてくれる存在だからだ。

「帰還 -恩師・A.R.先生に捧ぐ-」PV

恩師・A.R.先生とは、小学校・中学校時代にお世話になった塾の園長先生です。家族ぐるみでお世話になり、僕が大人になったあとも、父や母と親しくしていただきました。先生は文筆活動から教育へ、そして自然医学でも著名な方です。
母が最後にお会いした時には「体のどこも悪くない。これまでたくさんの動物たちをみてきたから分かるのだけれど、だんだん食物を必要としなくなり死を迎えるのだと思う」とおっしゃっていたそうです。私も面会を申し出ましたが「ベッドに横になっている姿をみられたくない」というご返答をいただきました。老衰で死期を待つということが、どんな気持ちなのか、僕にはまだわかりません。ただ、それが孤独であり、恐れるものであるのならば、少しでもその気持ちを和らげたい。そんな気持ちで書いた曲です。
僕たちはもともと宇宙の一部であって、肉体が死を迎えれば、もとの場所に帰ってゆくだけのこと。それは故郷のようなもので、使命を全うして帰るのであれば、そこは恐れるものではなく、やさしく迎え入れてくれるはずだ。そんな思いを曲に込めました。
曲を書きながら「死んで星になる」という言葉について考えさせられました。死があるから生が輝く。「死んで星になる」という言葉のように、輝ける星になるために、僕も今を必死に生きようと思います。先生のように人として輝ける人生を送れるように。

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