沈黙-Silent snow-_copy

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episode-04 沈黙

雪が、まっしろな雪が乾いた舗道の上に舞い降りる

溶けることなく、真綿のように留まっている

風景が止まる 永遠がつづく


熱が僕を惑わす 目覚めたくない朝に気づく

黙ったままで、僕を睨みつづけている

少女のまなざし 胸を衝く痛み


今は穏やか過ぎる微笑みと

君と僕を包む沈黙を抱きしめていたい

無意味な言葉の一言二言こぼれ出したなら きっと

また歩き出せるから



強い風に樹々が騒いでは

琥珀色の枯れかけた葉から落ちてゆく

生き残るために言葉を吐く 喋り過ぎた僕の臆病を知る


舗道のわきに覗いた土に

細い神経のような根を張っている

もの言わぬ一本の樹が閑かに大地の響きを聴いている


金具の錆びたブランコが午後の公園の時を刻んでいる


今は少し疲れている僕の

腕の中でまどろむ少女を抱きしめていたい

嵐の過ぎ去った空の光に風景が佇むように

何かがそこに溶けている

淀むことなく ときめきをさらけ出している

蒼く 清らかな 衝動がいつか


今は穏やか過ぎる微笑みと

君と僕を包む沈黙を抱きしめていたい

嵐の過ぎ去った空の光に風景が佇むように

何かがそこに溶けている



作詞・作曲・編曲:Chihiro

リリース:2018年12月

ISRC:JPZ921815938

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