Lailah's PHILOSOPHY SONGS 『 ライラの言霊 』

はじめに

僕の中には昔から、ある少女が棲んでいる。精霊とでも呼べばいいのだろうか。男性という性別で生を受けた僕に、時に彼女は強い葛藤を引き起こした。血気盛んな年頃には逐一、水を差してくる。次第に彼女は僕の“気づき”の象徴に変わった。

人生の節目節目で登場する顔もみえない、会話もしない少女。ただただ僕を睨んだり、微笑んだりする。電波のようなもので、僕の中に閃きや警告を与える。

この少女に昨年、名前をつけた。“Lailah(ライラ)”という名前だ。それはユダヤ教やキリスト教に伝わる、受胎を司る天使に由来する。

WEB上のいくつかの記事によれば、“Lailah”は幼児の魂を母親の胎内へ導き、生まれたその後の人生や世の中のことを教え、この世へ誕生する瞬間に(そっと幼児の唇に指を置き、)それらを忘れさせるという。僕に自分の役割や生きる意味を教えてくれる彼女にピッタリな名前だと即決した。

未だに僕は自分の気づきを自分で気づいたとは思えない。何者か、第三者の存在がそこにはあると思っている。僕の“気づき”は“Lailah”が教えてくれたことなのだ。

生きるうえで、背中を押してくれたり、警告を与えてくれた言葉たち。それは僕にとっての「人生の処方箋」。この一冊にタイトルをつけるならば「ライラの言霊」だと思う。

馬鹿でも、不器用でも、“大切なこと”さえ間違わなければ生きていける。“Lailah”はそう教えてくれている。

※写真は娘と協力して撮影している僕のイメージするLailah像です。
(2015年/小学5年生の時から撮影)


幸せな人生を。 Chihiro

2019年5月

ライラの言霊

AS THE UNIVERSE